思春期の子どものデリケートゾーンケアはいつから?やさしく始めるためのポイント

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お子さんが思春期に差し掛かると、体つきや心の変化に加えて、デリケートゾーンのお手入れについても気になる方が増えてきます。
「何歳から教えればいいの?」
「石けんは使ったほうがいい?」
そんな疑問を抱くお母さんも多いのではないでしょうか。
fuwariでは、2025年3月の国際女性デーを記念して、婦人科医の白岩和香苗医師をお招きし、オンラインウェビナーを開催しました。
その中で、ご愛用者様から寄せられたリクエストのひとつが「思春期に入りかけた子どものデリケートゾーンのケアについて教えて欲しい」というもの。
この記事では、そのウェビナーでのやり取りをもとに、思春期の子どものデリケートゾーンケアについてわかりやすくご紹介します。
🎥 ウェビナーでの詳しい内容は、こちらの動画でご覧いただけます
実は、デリケートゾーンケアを始める「明確な年齢の定義」はありません。ただし、ひとつの目安として初経(初めての生理)が始まる頃が挙げられます。
女の子の場合、生理の準備としてナプキンの使い方を覚えるタイミングで、自然にケアの習慣も教えていくとスムーズです。
また、この時期は性教育の一環として「自分の体を清潔に保つことの大切さ」を伝える良い機会でもあります。
思春期に入ると、ホルモンの影響で汗や皮脂の分泌が増え、匂いが気になることがあります。特にデリケートゾーンは通気性が悪く、ムレやすい部位。
このため、「しっかり洗わなきゃ」と思って石けんでゴシゴシ洗ってしまう子もいますが、洗いすぎはかえって肌のバリア機能を弱めてしまうことがあります。
専門家によると、基本的なケアは大人も子どもも大きくは変わりません。
特に初めは「石けんで洗いすぎない」ことを意識させるのがポイントです。肌の常在菌バランスを保ち、かゆみや乾燥などのトラブルを予防します。
思春期の子どものデリケートゾーンケアは、年齢で区切るよりも「初経」や「体の変化」に合わせて始めるのがおすすめです。
ポイントは、やさしく・洗いすぎないこと。お母さんが安心して伝えられるよう、まずは正しい知識を持つことが大切です。
お子さんが自分の体を大切にできるよう、親子でゆっくり向き合う時間を作ってみてください。