【婦人科医に聞く】膀胱炎にならないケアのやり方を教えてください!

2025.07.03

膀胱炎を何度も繰り返してしまう…そんなお悩みを抱える40〜60代女性に向けて、免疫力の低下や生活習慣の乱れが膀胱炎の引き金になる理由をわかりやすく解説。ビタミンDの重要性や、水分摂取のポイント、抗生剤に頼りすぎない自然な予防ケアとして注目されるCBDオイルの使い方まで、医学的根拠に基づいた情報を丁寧にお届けします。日々の体調管理やフェムケアに役立つ知識が満載。繰り返さないためのヒントを知りたい方は必読です。

繰り返す膀胱炎を防ぐには?免疫力と生活習慣がカギ

fuwariでは、2025年3月の国際女性デーを記念して、婦人科医の白岩和香苗医師をお招きし、オンラインウェビナーを開催しました。

その中で、ご愛用者様から寄せられたリクエストのひとつが「膀胱炎にならないケアのやり方を教えてください!」というもの。

40代以降の女性にとって、膀胱炎は意外と身近な悩みです。「何度も繰り返してしまって困っている」「予防法がよく分からない」といった声もよく聞かれます。今回は、膀胱炎になりにくい体をつくるための生活習慣や栄養ケアについて、医学的な視点からわかりやすくお伝えします。

🎥 ウェビナーでの詳しい内容は、こちらの動画でご覧いただけます

なぜ膀胱炎になりやすくなるの?

膀胱炎とは、膀胱に細菌が入り込んで炎症を起こす状態です。尿道を通じて細菌が膀胱に侵入することが主な原因ですが、免疫力の低下や粘膜のバリア機能の低下も関係しています。

特に、自己免疫力が低下していると、膀胱炎になりやすい傾向があります。例えば、糖尿病や血糖調節の乱れがあると、免疫機能が十分に働かず、細菌への抵抗力が弱くなります。また、水分不足もリスクを高める要因です。

免疫力を高めるためにできること

膀胱炎予防には、まず「免疫力を高めること」が基本になります。最近ではコロナ禍を通じて「ビタミンD」が注目されていますが、この栄養素は粘膜の健康維持にも重要です。

ビタミンDをしっかり摂ることで、膀胱や尿道などの粘膜が本来持っている防御機能をサポートできます。粘膜が健康であれば、細菌の侵入を防ぎやすくなるのです。

日常の食事やサプリメントでビタミンDを取り入れつつ、日光を適度に浴びることも意識しましょう。特にビタミンDが豊富に含まれている食材には、鮭やサバ、イワシといった脂の多い魚、干ししいたけ、きくらげ、卵黄などがあります。これらを意識的に食生活に取り入れることで、より効率的にビタミンDを補うことができます。

CBDオイルを使ったデリケートゾーンケア

近年注目されているのが、CBD(カンナビジオール)を使ったケアです。CBDオイルには抗菌・抗炎症作用があることが知られており、膀胱炎の予防にも役立つ可能性があります。

膀胱炎は尿道からの感染が原因となることが多いため、デリケートゾーン周辺にCBDオイルを塗ることで、細菌の繁殖を抑え、炎症を未然に防ぐサポートが期待できます。

抗生剤に頼りすぎないケアの重要性

膀胱炎がひどくなったときは、婦人科を受診し抗生剤を使うことが必要な場合もあります。しかし、抗生剤を頻繁に使用すると、腸内の善玉菌まで減少し、結果的に免疫力が落ちることも。

そのため、できるだけ抗生剤に頼らないよう、日頃からの予防ケアが重要です。繰り返し膀胱炎に悩まされている方こそ、免疫力の底上げや粘膜の健康維持、そして自然なケアアイテムの活用を意識してみてください。

膀胱炎を防ぐ生活習慣のポイント

  • 十分な水分補給を心がける(1日1.5〜2リットルが目安)
  • トイレを我慢しない
  • ビタミンDを意識して摂取する(食事・サプリ・日光浴)
  • 睡眠をしっかり取り、ストレスを溜めない
  • デリケートゾーンの清潔を保ち、CBDオイルなどでのケアも検討

まとめ:予防こそが最大のケア

膀胱炎は一度なると繰り返しやすいトラブルですが、日頃の生活習慣や栄養ケアによって防げることも多くあります。「自分は体質だから」とあきらめず、できることから少しずつ始めてみましょう。

自分の免疫力や粘膜の健康を保つことが、膀胱炎だけでなく、日々の健やかさにもつながります。今回ご紹介した内容が、少しでも皆さまの快適な毎日に役立てば幸いです。